睡眠時無呼吸症候群( SAS )の治療のために CPAP を自宅で使用していますが、病院に行かなくても良いというわけではありません。私は、2ヶ月に1回のペースで通院して、医師の診察を受けています。
睡眠時無呼吸症候群 ( SAS )とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に何回も無呼吸になってしまう病気です。無呼吸状態になることで、一時的とはいえ全身が低酸素状態になります。このため睡眠状態を悪化させるだけでなく、体への負担も大きな病気です。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状としては、いびき、寝ている時の無呼吸、目が覚める、日中の眠気、常に疲労感やだるさなどがあります。一番分かりやすいのが、いびきです。いびきが出るというのは、気道が狭くなっている証拠です。
睡眠時無呼吸症候群は、いびきや無呼吸だけでなく、健康にも悪影響を与えます。睡眠中に何度も無呼吸になることで、体内の酸素レベルが低下し、臓器に負担がかかります。特に脳や心臓への影響が大きく、血圧の上昇や循環器系の問題を引き起こす可能性があります。
また、睡眠時無呼吸症候群は日中の生活にも悪影響を及ぼします。睡眠不足による眠気や疲労感は、仕事や日常生活のパフォーマンスに影響を与えるだけでなく、交通事故のリスクを高める要因ともなります。集中力の低下やイライラ感も現れることがあり、生活の質を低下させる可能性があります。
CPAP とは
睡眠時無呼吸症候群の主な治療法の一つです。CPAP とは、Continuous Positive Airway Pressure の略で、日本語では持続陽圧換気療法と呼ばれています。この治療法は、特殊な装置を使用して、睡眠中に空気圧を保ちながら呼吸をサポートするものです。
CPAP 治療は、睡眠時無呼吸症候群の症状を改善する効果があります。具体的には、睡眠中の無呼吸や低酸素状態を軽減し、より良質な睡眠を得ることができます。また、日中の眠気や集中力の低下などの症状も改善されることがあります。
CPAP 治療の通院で何をするのか?
睡眠時に得られたデータは、CPAP装置から直接通信して、どこかに送信されます。どこなのかは正直分かりません。その送信されたデータにより、睡眠時間や、睡眠時の呼吸状況を解析して、低呼吸や無呼吸の状態がどの程度あるのかが、医師の端末にモニタされます。毎日のデータがかなり細かく取得されます。
本日医師に見せて頂いたデータによりと、以下の通りでした。
平均睡眠時間 | 5時間5分 |
AHI (無呼吸亭呼吸指数) | 0.8 |
AHI (無呼吸亭呼吸指数)とは、以下の通りです。
AHI(無呼吸低呼吸指数)は、睡眠時無呼吸症候群の重症度を測る指標です。AHIが5以上だと睡眠時無呼吸症候群と診断し、5~15を軽症、15~30を中等症、30以上を重症とします。重症度によって、治療の方法が変わってきます¹。AHIは、睡眠時間1時間あたりに起こる無呼吸、および低呼吸の合計の回数を示しています²。無呼吸は10秒以上の気流の消失することを言います。低呼吸は、気流が半分以下になったり、SpO2が3~4%下がったり、覚醒反応が見られることを言います⁴。ご参考までに。
ソース: Bing との会話 2023/8/2
(1) 睡眠時無呼吸症候群の重症度がわかる指標「AHI」について …. https://www.kamimutsukawa.com/blog2/kokyuuki/4074/.
(2) 【AHIとは?】睡眠時無呼吸症候群の指数について | コラム …. https://www.ibiki-med.clinic/column/diagnose/.
(3) 睡眠時無呼吸症候群での検査結果の見方を解説【ポリソムノ …. https://pulmonary-training.com/lesson/polysomnography/.
(4) AHI(無呼吸低呼吸指数) – 社会医療法人生長会ベルクリニック. https://www.bellclinic.ne.jp/checkup/description/sleep_apnea_syndrome/.
(5) undefined. https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html#:~:text=PSG%E3%81%AB%E3%81%A6%E3%80%811%E6%99%82%E9%96%93,%E3%82%92%E9%87%8D%E7%97%87%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82.
(6) undefined. http://www.files.e-shops.co.il/multisites/sites/3305/articles/Paper-9.pdf.
そもそも私は、終夜睡眠ポリグラフィー検査 (PSG検査) では、以下のような判定で、AHIは、20.4でした。以下は、検査結果の一部抜粋です。

現状は、CPAP治療の効果が出ていて、AHIは0.8ですから、CPAP装置を使えば無呼吸の症状は出ていないということになるようです。
本日の指摘事項
これまであまり医師から指摘されることはなかったのですが、今回は睡眠が少ないと指摘されました。実は、この1ヶ月は2日ほど仕事の出張でCPAPを使用できなかった日があり、また、仕事が忙しく就寝が25~26時くらいになった日が数日あったため、4時間以上装着して睡眠が取れた日が77%しかありませんでした。
どうもCPAP治療としては、睡眠の70%で装着していないと効果が現れないと言われているようです。
私の呼吸の状況を見ると睡眠が浅くなるREM睡眠がこの1ヶ月は1日あたり3回の場合が多いらしく、4回取るくらいで、私にはちょうど良さそうだと指摘されました。つまり、24時に寝て4時にREM睡眠で眠りが浅くなって起きたら、もう一度眠れということのようです。
最近、このCPAPを使い始めてから熟睡しているので、4時間くらいで起きてしまうことが多々あります。結構すぐに目が覚めてしまいます。なかなか難しいのですが、少なくとも4時間はCPAPを装着して睡眠を取るように心がけたいと思います。
CPAP 治療の費用
本日の会計は以下の通りです。
初・再診察料 | 74点 |
在宅医療料 | 2600点 |
合計 | 2674点 |
負担率 30% 後 金額 | 8,020円 |
2ヶ月分の在宅医療費で8020円ですから、1ヶ月あたり4000円というところですね。
次は、10月に予約を入れて、本日の診察は終了です。本日は、少し前に人が詰まっていたので、待ちましたが、予約の時間から遅れることおおよそ15分くらいで呼ばれて、診察に要した時間は5分くらいです。いつもあっという間に終わります。
なかなか、仕事で忙しいと2ヶ月に1度、午前中が拘束されるので、それを嫌う人もいると思います。私も仕事日程の調整がなかなか難しいときがあります。しかし快適に睡眠が取れるようになると、むしろCPAP無しで眠るのが不安になるくらい、今は無くてはならないものになりました。なんとか予定をやりくりして、今後も続けていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。
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