睡眠時無呼吸症候群 “SAS” と逆流性食道炎 の関係について

SASについて

睡眠時無呼吸症候群 “SAS” と 逆流性食道炎 の関連性についてまとめてみました。私が、睡眠時無呼吸症候群と診断された際に医師との問診で、私が逆流性食道炎と診断されていると話したところ、睡眠時無呼吸症候群 と 逆流性食道炎 の関係性について説明されました。確定的な相互関係があるわけではないようですが、私の身をもって経験していることですので、最近の研究の状況などを踏まえて紹介しておきたいと思います。

睡眠時無呼吸症候群 “SAS” と 逆流性食道炎 の関連について医師の見解

結論から言いますと睡眠時無呼吸症候群と逆流性食道炎の関連性は強いと考えます。色々な文献で双方が合併しやすいと報告されていますが、文献によりばらつきがあり大体30%~70%の人が合併していると報告されています。ただ睡眠時無呼吸症候群の重症度と逆流性食道炎の発症の関連性を認めなかったとの文献もあり、まだまだOSASとGERDの間には論争がありそうなので更なる研究が必要であると思われます。

vol.35 睡眠時無呼吸症候群と逆流性食道炎(GERD)の関係について すぎもと医院 院長コラム https://sugimoto-heart-cl.com/column/page35.html

上述のように、睡眠時無呼吸症候群と 逆流性食道炎は、深い関係があるようです。上記のサイトでは、その因果関係については、「睡眠時無呼吸症候群と逆流性食道炎が合併する要因は、現時点で不明な点も多いようですが、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは肥満の方が多く、腹圧が高いので胃酸が逆流しやすい、無呼吸の間は胸腔内圧が陰圧になるので胃酸が逆流しやすい、胃酸の逆流で上気道が炎症しそれによる上気道の狭窄、閉塞を引き起こしている、あるいは脂肪食が好むため胃酸過多になりやすい、アルコールをよく飲むなど両者には因果関係があると考えられております。」と説明されています。

逆流性食道炎とは

私は、逆流性食道炎と診断されています。逆流性食道炎の自覚症状としては、”胸焼け”という言葉がピッタリでして、胸の奥の方から苦い感覚が上がってくるという言えば良いでしょうか、そのような感覚が頻繁に発生する状況でした。私は、2年くらい継続的にタケキャブを服用しています。タケキャブとは、胃酸の分泌を抑える薬のようです。この薬を飲んでいれば、胸焼けの症状はおさまります。

以前、服用を中断したことがあったのですが、そのときはやはり胸焼けの症状が出てきてしまったので、今は飲み続けています。胃酸を抑える薬と聞いているので、この薬を飲んでいれば直るということではないと思うのですが、飲み続けても問題ないと医師がおっしゃっていますし、1日1回の服用で済むので、あまり深いこと考えずに飲んでいます。

逆流性食道炎にしても肥満が原因となるようです。

食道と胃のつなぎ目に下部食道括約筋という筋肉があり、食物が通過するとき以外は胃の入り口を締めて胃の内容物が食道に逆流しないように働いています。この筋肉が緩むと胃から食道への逆流が起こるようになります。

下部食道括約筋が緩む原因としては、加齢による変化、胃内圧の上昇(食べ過ぎ、早食いなど)、腹圧の上昇(肥満、衣服による締め付けなど)、高脂肪食などがあります。

逆流性食道炎ってどんな病気? 国立長寿医療研究センター https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/06.html#:~:text=%E9%80%86%E6%B5%81%E6%80%A7%E9%A3%9F%E9%81%93%E7%82%8E%E3%81%A8,%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%99%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

肥満はダメですね。肥満によって高血圧や糖尿病、がんなどのリスクが高まることとも言われています。とにかく、肥満を解消することが、さまざまな問題を解決しそうです。

いずれ、このブログもダイエットブログになるかもしれません。。。

睡眠時無呼吸症候群 “SAS” と逆流性食道炎のそれぞれの症状

睡眠時無呼吸症候群は主に睡眠中に呼吸が一時的に止まることが特徴です。これにより睡眠の質が低下し、日中の眠気や集中力の低下などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。

一方、逆流性食道炎は胃酸や消化液が食道に逆流することで胸やけや胸痛といった症状が現れます。最新の研究によると、SAS患者の一部においては逆流性食道炎が合併していることがあるようでして、上述の通り、つまり、SASと逆流性食道炎は関連性がある可能性が高いようです。

肥満と逆流性食道炎の関連性

SAS患者の中には肥満の方が多いことが知られていますが、肥満と逆流性食道炎の関連性についても研究が進んでいるようです。肥満は逆流性食道炎の発症リスクを高める要因の1つとして知られており、逆に逆流性食道炎が胸やけや胸痛を引き起こすことで食事制限や運動制限が生じ、肥満を招く可能性もあるようです。

私の逆流性食道炎は、それほど重くはないようでして、ずっと胸焼けがするわけではありませんし、我慢することも可能ですが、やはり時置きおりキツい苦味が上がってくる感じはとても嫌なものです。現状は、タケキャブを飲み続けている状況なので、やはりダイエットをしなければいけませんね。。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群と 逆流性食道炎 の関係性についての研究結果についてご紹介しました。SAS患者の一部において逆流性食道炎が合併していることが明らかになっており、睡眠や健康に与える影響についても注目されています。SAS患者の方は定期的な検診を受けることで、逆流性食道炎の早期発見や適切な治療を受けることが重要と思われます。

また、胸焼けなどで苦しんでいる方は、睡眠時無呼吸症候群についても、疑ってみることをお勧めしたいと思います。睡眠時無呼吸症候群は、すぐに体調に変調をもたらすものではありませんが、長期的に見て心肺機能にダメージを与えるものですので、検査を受けてみることをお勧めします。

 

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

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